私たちが泊まった宿は、屋久島の北西あたりにある、永田というところで、
ウミガメの産卵で有名なところ。
ウミガメの産卵の時期の夜19:30~翌朝5:00までは、
永田浜(いなか浜、前浜、四ツ瀬浜)には入ることができなくなっている。
うみがめ館に行くと、でスタッフの方に、うみがめの生態について、
これまでの歴史、保護の方法などを教えてくれた。
なので、まだ制限されている時間ではなかったので、いなか浜に
行ってみよう、と思って出かけてみた。

すると、ぼつぼつと、ウミガメの産卵したときについた足跡を
見ることができた。
そして、夜。
予約をしていたので、その出産の場を見ることができた。
涙を流す、と言われる表情は確認できなかったけれど、新たな生命を生む、
というのは、やはり感じるところは大きかった。
旅行者として、この土地で有名だから、というぐらいで見学した私だけれど、
ウミガメの保護に関する考えは、いろいろある、ということが滞在中や、
帰ってきてからなどで分かってきた。
保護を推進する人、保護を推進し、観光客への見学に反対する人、
夜間立ち入り禁止に対して違和感を感じる人、
ウミガメの保護で、アサヒガニが減少し、ウミガメだけの保護ということに
違和感がある人
などなど。
何かを保護するということは、食物連鎖のある部分のみ手厚くすることに
なり、他の生き物に影響がある、というのは確かにそういうことも
あるんだろうな。
絶滅の危機にある生き物は大切にしなくちゃ、という思いを、いかに
他に影響をあたえずに保護していくことができれば。
(って、無理か。他の環境が変わらないと、その生き物は生きられないわけで、
変わることがいいことか、悪いことかの判断だけか。。。)
ともかく難しい問題だなあ、と感じた。
そんなわけで、産卵の場に立ち会えたことは、とてもよかったし、
生物の保護って何だろう、という、心の引っかかりを与えてくれた。
これから、こういう事象にあうことは何度も出てくるけれど、どんな意見があるのか
それだけは、聞いて判断していきたいと思った。